【ボルト】材質やメッキの種類※初心者用※

工場技術の知見

製造現場で働いていると、ボルトの呼称で「ユニクロ」や「SUS」といった種類を聞くけど選定理由がイマイチ分からない方も多いのではないでしょうか?

現場では当たり前すぎて、誰も教えてくれないことも多いですよね。

この記事を読めば、ボルトの材質やメッキの種類の基本的な知識を得ることができます。

初心者向けではありますが、使用頻度の高い種類に焦点を当ててますので、ある程度は網羅できると思います。

要点だけまとめてますので、3分ほどで全て読める記事となっています。

知りたい箇所だけでも構わないので、ぜひお読みください。

ボルトの材質やメッキを選ぶ目的は?

目的やニーズがあるだけ、ボルトの種類があるのではないでしょうか?

材質とメッキを選ぶ際の基準にもなるので、ぜひ参考にしてください。

防食(錆止め)

錆やすさはボルトにとって重要な要因ですよね。

使用環境が屋外である、また鉄などと反応する溶剤が付着する可能性が高いなど。

錆て欲しくない箇所のボルトを選ぶ時は、とりあえずステンレス製を選ぶなどあります。

機能の追加

ボルトの材質は、素材そのものの特性があるので機能を追加することはできませんが、メッキでは機能を付加することができます。

上記のように錆びにくくしたり、導電性を高めたりすることも可能です。

さまざまな種類があるので、使用しているメッキの名称から特性を調べてみてはいかかでしょうか?

強度

部品を締結する箇所においては、ボルトの引張強度やせん断力や大切です。

設計者であれば、その部品にかかる応力値を算出し、その値以上の強度をもつ材料が必要ですよね。

例を紹介すると、PVC(塩ビ)製およびステンレス製とアルミ製のボルトが選択肢としてあった場合を考えます。

締結箇所が重量物を支えるところであれば、かなりの応力がボルトにかかると思われるため、強度が高いステンレス製を選びますよね。もちろん、径なども選ぶ必要があります。

ボルト_材質の種類

SUS

SUSは「Steel Use Stainless」と英語で表記されます。直訳すると「ステンレスを使った鉄」となりますね。

ステンレスとは、主成分は鉄ですが12%以上のクロムが含まれている錆びにくい金属です。クロムは鉄よりも酸化するため、表面に酸化クロムの膜を形成します。これが錆びにくい要因です。

他にもニッケルなど錆に強い金属を鉄と混ぜたものもあり、SUSと言っても200種類はあります。

カタログに記載されている、SUS304やSUS430は同じSUSでも含有している金属が違うため特性も異なります。一般的には、SUS304が多く使用されていますね。

アルミ

鉄に比べると強度は劣りますが、その分軽いです。

またリサイクルしやすいので、環境には優しい材料ですね。

ボルト_メッキの種類

続いて、メッキについて紹介します。

こちらも調べると多くの種類がありますが、今回はよく使用されているメッキのみ解説します。

耐食性の度合いを説明するとユニクロ<有色クロメート<黒色クロメートの順番で錆びにくいです。

ユニクロ

画像元:モノタロウ

外観は青みがかかった銀色です。「光沢クロメート」とも呼ばれており、表面処理の方法として、電気亜鉛メッキにクロメート処理をしています。

広く使われているボルトですが、錆びに対しては少し不安なイメージです。

有色クロメート

画像元:モノタロウ

虹色のボルトです。ユニクロよりも添加されているクロムの量が多く耐食性に優れています

黒色クロメート

画像元:モノタロウ

色は見ての通り黒色です。

クロムの量がユニクロや有色クロメートよりも多く含まれており、加えて銀塩が添加されている皮膜です。黒色の外観が理由で選ばれることもあります。

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