【解説】メガネレンチとスパナの使い分け

工場技術の知見

【用途別】メガネレンチとスパナの使い分け

結論から言うと、可能な限りメガネレンチを使うことをオススメします。

理由は、メガネレンチのほうがボルトへの負担が小さく、より強い力で締結できるからです。

具体的には、スパナは角2点で締めるのに対してメガネレンチは角6点で締めることができます。

続いて、メガネレンチとスパナのそれぞれの長所と短所をまとめました。

メガネレンチの特徴


画像元:モノタロウ
  • 長所:①スパナより強い力で締結できる。②ナットに固定したら外れない。(安全)
  • 短所:ナットの角に合わせて被せる工程があり、スパナより手締めに時間がかかる。

スパナの特徴

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  • 長所:①メガネレンチよりナットの角に合わせやすいので、早く回せる。
       ②メガネレンチでは固定できない場所も使用できる。
  • 短所:①負荷をかけるとネジをなめてしまう。
       ②増し締めに、あまり向いていない。

レンチやスパナ関係の工具

メガネレンチやスパナと同じ機能を持つ工具を紹介します。便利なモノなので、技術としては必須の道具だと思います。

モンキーレンチ

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あらゆるサイズに合わせることができるのがモンキーレンチの利点です。

現場にはmm以外にもインチ径のボルトもあるため、適合するスパナが無いときに重宝します。

ラチェットレンチ

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通常のメガネレンチとは異なり、1度ボルトにはめ込めれば抜かずに繰り返し締めることができます

作業効率を上がります。

トルクレンチ

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ボルトやネジを締め付ける際に、一定の締め付け力に達すると「カチッ」と音を鳴らして教えてくれるレンチです。締め付け力(トルク)の単位はN・mです。

ボルトを締める作業をしていると、作業者によっては締めすぎて製品を傷つけてしまったり、緩すぎて外れてしまったりとミスをする恐れがあります。

トルクレンチを使えば、どの作業者でも同じトルクで締めることができます。

ボルトのサイズとレンチの組み合わせ

最後に六角ボルトとスパナの組み合わせ一覧を載せます。ある程度覚えておくと、現場でスパナ選定の時間が削減できます。

レンチおよび
スパナの口幅
ボルトサイズ
10M6
13M8
17M10
19M12
24M16

ボルトサイズの呼び方と、レンチサイズが異なるのは分かりにくいですよね。

ボルトサイズとレンチサイズが違うのは、下図のように使用するときの場所が違うからです。

ちなみにMはメートルねじであるということを表しています。

数字がねじの呼び径でねじ山のある軸の直径です。ねじ頭部の直径ではないです。

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